登場人物
―よしなし草―
加笹妓(かささぎ)
 人間に変身できる白狐。ほれっぽいが義理固い。過去をひきずっている。舞いが上手。
葛葉姫(くずはひめ)
 聖狐一族をまとめる高貴な九尾の狐。能力は未知数?面倒なことは嫌い。子どもっぽい。
おかい
 葛葉姫のそばで世話をする金色の狐。
おりく
 おかいの双子の妹。銀色の狐。
殿
 安達国の領主。香織子という正室がいる。
日向丸
 葛葉の子。のちの孝義。
綾の局
 香織子に使える女官。鬼に操られる。

 人々の悪の心に根付いてあやつり、いろいろな悪事を働かせる。たくらみの目的は不明。 

―雲の和歌姫―
小槌
 柳島村出身の才能ある歌い手。三太とかもめ夫妻とともに、諸国を旅している。
三太
 小槌とともに諸国を巡る旅芸人。同じ村の出身で、多数の楽器を奏でることができる。くよくよしない性格。
かもめ
 三太の妻。一座の踊り手。子どもがほしい。かもめのにこにこした顔を見ると、誰でもなにもかも話したくなる。
お鹿
 雲の湯温泉の旅籠で働く女中。好奇心旺盛。将来は物書きになることを願っている。
和歌姫
 世間から離れた山で暮らす、自称平家の落人。物書きで、雲の湯木乃伊事件の作者。
じんざ
 不思議な力を持つ少年。たくさんの蜘蛛を飼っている。
孝義
 安達国を収める領主。以前は小槌の義理の兄。柳島村の歴史を知る。
 
ー姫神伝説ー
美月
 柳島村で、類まれな力を持ち美貌もかねそなえた娘。使命感に導かれ鬼退治に向かう。姫神とよばれる。

 人々の悪の心に根付いてあやつり、いろいろな悪事を働かせる。美月を翻弄する。
治平
 美月の父親。美月が自慢。柳島村に住む。.
お末
 美月の母親。地獄耳といって、遠くの物音が聞き分けられる。
より
 柳島村の美月の唯一の友人。
茂平
 柳島村の若者。継承者。未来のことを予見できる。
お紺
 村娘。白狐神社の祭りで鬼にさらわれるところを美月に目撃される。
占い師
 占いや呪術の技を持ち、妖しい力で柳島村の住民を支配する。

ー裏切り者ー
ユラ(由羅)
 記憶をなくして砂漠をさまよううちに、エスと出会い超人的な力に惹かれていく
エス
 奇跡を起こす「手」を使い、人々を飢えから救おうとするが、鬼にみこまれてしまう
フィリポ
 ユラの友だち。砂漠でユラと知り合う。エスの弟子となる。
マダイ
 エスのことを本にして一旗あげようとする。
ユリア
 エスの母親。大工のヨハネスと結婚するが、身ごもったこどもが後の救世主と判明し、歓喜する。
聖(ユリア
 ユラ、櫻王ととjもに、鬼の暗躍を阻止するために、時空を超えてやってくる。大きな力がある。
櫻王
 父親は鬼一族であるが、改心して鬼退治に加わる。ユラと聖の仲間。
べカム
 下町に住む男で、強制的労働に従事しているが、母親が病気のため、脱走する。
パトロ、オスカ、アンドーレ
 ガラガラ湖畔の漁師たち。エスの弟子となるが、自分の損得しか頭にない。

ー羅針盤ー
孝義
 聖狐一族の後継者であるが、いまだ自分の将来については迷走中
葛葉
 安達城主の側室となるが、じつは聖狐一族の総領姫。
加笹妓
 葛葉の召使。孝義のお目付け役。
綸子(りんず)
 聖狐一族の城、舎人館に属する家来。孝義と行動をともにする。
鮫小紋(さめこもん)
 孝義の家庭教師だったが、国許からの呼び出しで、近江の国へ戻ろうとしている。
絣(かすり))
 綸子の父親。舎人館の管理を任されている。葛葉の帰還だけが望み。
紬(つむぎ
 遊女。鮫小紋はなじみ客。
勝義
 孝義の異母兄。武術を好む。安達城時期城主。

ー冬虫夏草ー
雁也
  主人公の少年。継母とそりがあわず、出奔する。
辰也
  木舞屋のかたわら、新発田という同心のお手先をしている。月の狼の盗賊団をお縄にしたいと思っている。
おとし
  辰也の2番目の妻。体の弱い幸助という子供を大事に育てている。
昇月(卯之吉) 
  放浪していた雁屋を拾う。雁也の伯父と名乗るが、真実を話さない。
巳之助・丑造
  昇月の子分。雁也を仕事ができるように仕込んだり、こき使う。
安井屋省三
  薬種問屋の主人。薬の調合に詳しい。男色。
寅五
  雁也と同じ薬種問屋で働く少年。雁也にいろいろ助言してくれるが、裏もありそう。
  

月の狼
  豪商ばかりをねらっている盗賊団。奉行がつかまえようとやっきになっている。